[東京 16日 ロイター] - 銀行や保険などの金融株が大幅安となっている。米銀破綻を発端とした金融システム不安が欧州にも波及したことで、投資家の不安心理が高まり、関連銘柄で売りが先行している。市場では「欧米市場の動きを受けて、市場参加者の金融セクターへの不安は強い。しばらくは不安定な状況が続くとみている」(国内運用会社のストラテジスト)との声が聞かれた。
三菱UFJフィナンシャル・グループが4.3%安、みずほフィナンシャルグループが3.6%安、三井住友フィナンシャルグループが4.3%安となるなど、大手行が軒並み下落している。
保険株も軟調で、東京海上ホールディングスが3.8%安、第一生命ホールディングスが6.5%安で推移している。
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