[シドニー 4日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが下落。コモディティー(商品)価格の下落や米銀を巡る懸念再燃が重しとなった。
豪ドルは0.2%安の1豪ドル=0.6656米ドル。NZドルも0.2%下落して1NZドル=0.6220米ドル。
豪ドルは安全資産の円に対しても売られ、0.5%安の1豪ドル=89.41円となった。
米連邦準備理事会(FRB)は3日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、利上げ停止の可能性を示唆した。
これを受けてリスク資産はいったん上昇したが、米銀行セクターの健全性を巡る懸念が再燃して下げに転じた。米銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープが身売りを含む戦略的選択肢を検討していると伝わり、同社株は引け後の取引で50%超下落した。
豪国債はFRBの利上げ停止示唆を受けて海外市場で債券が買われた流れに追随。豪3年債利回りは10ベーシスポイント(bp)低下して3.041%、10年債は6bp低下して3.356%となった。
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