[上海 4日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで上昇。米連邦準備理事会(FRB)が3日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締め停止を示唆し、ドルが幅広い通貨に対して売られている。
労働節の連休(4月29日─5月3日)中の国内旅行データが堅調だったことも元相場を支援している。
連休明けの国内スポット市場の元は1週間ぶり高値の6.8888元を付けた。
中国人民銀行(中央銀行)は市場の取引開始前に元の対ドル基準値(中間値)を6.9054元に設定。前営業日基準値よりも元高だった。
みずほ銀行のアジア通貨担当チーフストラテジスト、ケン・チャン氏はFRBの利上げ停止示唆を受けて資本流出圧力が弱まり、元を含むアジア通貨が上昇したと指摘。
「連休中の旅行・支出データも、リベンジ型消費を示す心強い内容だった」と語った。
労働節の連休中の国内旅行者数は新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復した。
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