[4日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終えた 。欧州中央銀行(ECB)理事会が決めた政策金利の上げ幅は縮小した ものの、一段の政策金利引き上げを示唆したことが嫌気された。 スウェーデンの建設会社スカンスカは11.1%と大き く下落。高インフレと金利上昇が響いて2023年第1・四半期決算で 営業利益が急減したことがマイナス材料となった。 STOXX欧州600種指数は約1カ月ぶりの安値となっ た。 欧州中央銀行(ECB)は理事会で政策金利の25ベーシスポイン ト(bp)引き上げを決定。現在の利上げサイクルの中では最も小幅な 利上げとなった。 20加盟国からなるユーロ圏の中銀預金金利は3.25%となる。 ECBのラガルド総裁は記者会見で「われわれは一時停止しない。それ は非常に明確だ」と言明。ECBは根強いインフレを抑えるためのプロ セスを続けていると強調し、2回以上の利上げの可能性を示唆した。[n L4N371409] キャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミスト、アンド リュー・ケニンガム氏は「今日の動きを見ると、ECBはおそらくあと 2回ほど利上げしてから停止することになり、その場合の政策金利のピ ークは4%ではなく、3.75%になることを意味する」との見方を示 した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 460.34 -2.17 -0.47 462.51 種 FTSEユーロファー 1821.63 -9.62 -0.53 1831.25 スト300種 ユーロSTOXX50 4287.03 -23.15 -0.54 4310.18 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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