[22日 ロイター] - 週明けロンドン株式市場は続伸して 取引を終えた。金融株が買われたのが相場を押し上げた。ただ、米国の 債務上限問題の行き詰まりに対する懸念が根強く、引き続き投資家心理 の重しとなった。 FTSE350種銀行株指数は0.99%上昇した 。英大手銀行スタンダード・チャータード(スタンチャート) が3.0%と大幅高。バンク・オブ・アメリカが投資評価を「中立」か ら「買い」に引き上げたことが好感された。 英銀のナットウエストは1.2%上昇。政府から株式の一 部を買い戻すことで合意し、金融危機時に公的支援を受けて以来、約1 5年ぶりに民間所有に近づいたことが材料視された。 一方、中型株で構成するFTSE250種指数は0.08 %安。通期の実質的な営業利益の見通しを下方修正した動物用医薬品の デクラ・ファーマシューティカルズが13.0%と急落した。 バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長は連邦政府の債 務上限引き上げについて話し合うため、22日の米東部時間午後5時半 から会談する予定だ。 HYCMのチーフ市場アナリスト、ジャイルズ・コグラン氏は「市 場はこれが主に政治的駆け引きだと見てかなり満足しているが、債務上 限引き上げ合意に向けた進展があることが投資家の念頭には常にある」 との見方を示した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 FTSE100種 7770.99 +14.12 +0.18 7756.87 (ーからご覧ください)
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