[22日 ロイター] - 週明けの欧州株式市場はほぼ横ばい で取引を終えた。投資家は欧米の金融政策の動向を見極めようとする一 方、米債務上限問題を巡る交渉の結果を注視している。 バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長が債務上限問題 を巡り協議する予定となっているが、TSロンバードの調査部門トップ 、アンドレア・チッチョーネ氏は「前向きな展開でも交渉が土壇場で決 裂するリスクは常にあり、市場はそれを懸念している」との見方を示し た。 19日に取引時間中の過去最高値を更新したドイツのDAX指数<. GDAXI>は22日に0.32%下落。 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中央 銀行総裁は、ECBの政策金利は今年夏の終わりまでにピークアウトす る可能性が高いと述べた上で、より重要な問題は政策金利の水準自体よ りもいつまで利上げが続くかだと指摘した。 データ面では、欧州連合(EU)統計局が発表した5月のユーロ圏 消費者信頼感指数(速報値)は前月から0.1ポイント改善した。[nL4 N37J39T] 中国当局は中国の重要インフラ事業者が米半導体大手マイクロン・ テクノロジーの製品を調達することを禁止すると発表したが、半 導体関連株は動じなかった。欧州半導体メーカーのSTマイクロエレク トロニクスは0.7%、オランダの半導体製造装置メーカー ASMインターナショナルは1.9%それぞれ上昇した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終 コード 値 STOXX欧州600種 468.91 +0.06 +0.01 468.85 FTSEユーロファースト3 1856.55 -0.64 -0.03 1857.19 00種 ユーロSTOXX50種 4385.63 -9.67 -0.22 4395.30 (ーからご覧ください)
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