[25日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を 終えた。イングランド銀行(英中央銀行)によるさらなる金融引き締め への懸念から売りが続いた。原油価格の値下がりを受けてエネルギー銘 柄が売られたのも相場を押し下げた。 前日は、4月の英消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まり を示し、英中銀がタカ派姿勢を長期的に維持するとの懸念が強まったこ とから株価は大幅下落していた。 BNYメロンのシニア欧州・中東・アフリカ(EMEA)市場スト ラテジスト、ジェフリー・ユー氏は「中央銀行にとってこうした数字は 受け入れがたいもので、そのためインフレの行方について依然、かなり の懸念を抱いている」指摘した。 金利に敏感なFTSE350種不動産株指数、不動産 投資信託株指数はそれぞれ1.71%、1.74%下げ た。 石油・ガス株指数は2.27%下落。石油輸出国機 構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス 」が6月の会合で追加減産を決めるとの見通しについて、ロシアの副首 相が軽視したことを受けて原油価格が下げたのが響いた。 金価格の値下がりにつられて貴金属株指数も1.9 5%下落した。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.48%安。 通期の税引き前利益の減少を報告したペット用品小売りのペッツ・アッ ト・ホームが2.6%下げた。 化学大手のジョンソン・マッセイも通期が減益だったこと が嫌気されて3.2%下落した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7570.87 -56.23 -0.74 7627.10 (ーからご覧ください)
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