[25日 ロイター] - 欧州株式市場は3日続落して取引を 終えた。取引開始後の序盤は好調な決算内容が発表されたことで楽観ム ードも見られたが、米連邦債務上限問題を巡る膠着状況や世界経済の減 速が懸念されてマイナス圏で引けた。 ブラックロックのファンダメンタル運用部門のEMEA(欧州、中 東、アフリカ)副最高投資責任者、ヘレン・ジュエル氏は「米債務上限 が現時点のトップニュースで、それが市場にもたらす不確実性の中での 舵取りは極めて困難だ」との見方を示した。 原油価格の低下に伴ってSTOXX欧州600種石油・ガス株指数 は2.24%下落。 一方、高級品株10種指数は0.85%上げ、3日ぶり に反発した。 STOXX欧州600種テクノロジー株指数は1.74% 高。米半導体大手エヌビディアが発表した2023年第2・四 半期の売上高見通しが市場予想を大幅に上回り、AI(人工知能)向け 半導体の需要急増に対応するため供給を強化していると表明したのが材 料視されて欧州半導体関連銘柄が上昇した。 ドイツのDAX指数は0.31%安。ドイツ連邦統計庁が 発表した23年第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値(物価・日 数調整済み)は前期より減って2期連続のマイナス成長となり、景気後 退入りを示したのが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 456.18 -1.47 -0.32 457.65 種 FTSEユーロファー 1807.34 -5.67 -0.31 1813.01 スト300種 ユーロSTOXX50 4269.64 +5.90 +0.14 4263.74 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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