[上海 26日 ロイター] - 中国の主要な国有銀行が25日から26日にかけ、オンショアのスポット外国為替市場でドル売りを出したもようだ。複数の関係筋が明らかにした。
関係筋の1人は、これにより人民元の下落ペースが鈍化したようだと語った。
別の関係筋は「今朝のオフショア元が1ドル=7.1元に近づいた」ため大手銀行がドルをオファーするようになったと話した。
ドル売りを受け、オンショアとオフショアの元は共に上昇。オンショア元は直近で7.0591元(前営業日終値7.0795元)、0334GMT(日本時間午後0時34分)時点でオフショア元は7.0730元。
国有銀行は通常、国内外為市場で中国人民銀行(中央銀行)の代理として取引を行うが、自ら取引を行うこともできる。
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