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シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル軟調 米物価指標に注目

[シドニー 26日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが6カ月ぶりの安値を付けた後も軟調に推移している。中国の鈍い景気回復や米債務上限交渉を巡る不透明感、連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を織り込む動きで米ドルが買われている。

豪ドルは1豪ドル=0.6490米ドルと6カ月ぶりの安値を付けた後、0.6507米ドル近辺で推移。週間の下落率は1.6%となっている。

この日発表の米国の4月個人消費支出(PCE)物価指数が注目されている。

NZドルは前日の海外市場で1NZドル=0.6045米ドルと6カ月ぶりの安値を付けたのに続き、0.6069米ドル近辺で推移。週間で3.3%安と、昨年9月以来の大幅安となっている。

バイデン米大統領とマッカーシー下院議長による債務上限交渉は合意に近づいたが、政府の資金繰りが尽きる「Xデー」が6月1日に迫っているため市場の警戒は強い。

ペッパーストーンのリサーチ部門責任者、クリス・ウェストン氏は「米ドルは魔法の通貨になったと言える。安全資産として買われるだけでなく、米経済指標が懸念したほど悪くないという循環的要素も買い材料視されている」と指摘した。

一方、中国経済の鈍い回復を受けたコモディティー(商品)相場の下落が豪ドル、NZドルの重しとなっている。

豪国債は米国債利回りの上昇を受けて売られた。10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)上昇の3.754%、3年債利回り も6bp上昇し3.473%。

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