[上海 19日 ロイター] - 中国政府は、今年初めて全土に干ばつ警報を発令した。当局は森林火災への対応に追われているほか、長江流域の激しい熱波から作物を守るために専門家チームを動員している。
警戒水準が上から3番目の「黄色警報」が18日遅くに出された。南西部の四川省から長江デルタ地域の上海市まで、過去数週間にわたって猛暑が続いており、当局者らは気候変動が原因だと繰り返し述べている。国営新華社の報道によると、長江南岸にあるハ陽湖は例年の同時期に比べ、表面積が4分の1に縮小している。
中国中央テレビ(CCTV)は19日、重慶市の66本もの川が干上がっていると報じた。
気象局によると、重慶市の北碚区では18日に気温が45度を記録した。
応急管理省のデータによると、7月の高温だけで27億3000万元(4億ドル)の直接的な経済損失が発生し、550万人が影響を受けた。
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