[ワシントン 18日 ロイター] - 米防衛大手ロッキード・マーチンが18日発表した第3・四半期決算は、F35戦闘機などを手掛ける航空機部門が寄与して売上高が予想を上回った。同社はロシアのウクライナ侵攻を受けて武器需要の拡大を見込んでいる。
供給網に絡む逆風は依然続いているものの、今年の売上高見通しは652億5000万ドルで据え置いた。
第3・四半期の希薄化後1株当たり利益は6.71ドル。ロイターがまとめたアナリスト予想は6.67ドルだった。
航空機部門の売上高は7.6%増の71億ドル。ロッキードはフィンランドやスイス、ドイツなどからF35を受注している。
ウクライナが使用している高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を製造するミサイル・火器管制部門の売上高は、1.8%増の28億3000万ドルとなった。
ジェイ・マラベ最高財務責任者(CFO)は、ウクライナへの武器供与加速に向けた国防生産法の活用についてロッキードは協議していないと述べた。
また、原油減産を巡り米国とサウジアラビアの関係が揺らいでいるものの、同社はサウジへの納入変更を求められていないとした。
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