[コペンハーゲン 8日 ロイター] - 海運大手APモラー・マースクは8日、2023年の利益が、過去最高だった前年の4分の1程度に急減するとの見通しを示した。コンテナ貨物取扱量の減少と海上運賃の下落が逆風となる。
積み上がった在庫が解消されるため、今年の世界のコンテナ需要は最大2.5%減少すると予想した。
23年の利払い・税・償却前利益(EBITDA)は80億─110億ドルと、前年の368億ドルから大幅減になるとした。同社が行ったアナリスト調査の予想は119億ドルだった。
「23年の見通しは、上半期中に在庫調整が完了し、需要を巡る環境がよりバランスのとれたものになるとの予想に基づく」と説明した。
第4・四半期の海上運賃は前期比約25%下落した。
第4・四半期のEBITDAは65億2000万ドルだった。前年同期は79億9000万ドル、アナリスト予想は69億5000万ドルだった。
コンテナ貨物取扱量が14%減少したことにより、売上高は178億ドルに減少した。
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