[メキシコ市 18日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は18日、昨年4月にリチウム資源を国有化したのを受け、その責任をエネルギー省に引き渡す大統領令に署名した。
これにより、同省が国有化手続きを実行するために必要な行動を取ることになる。また、ソノラ州の23万4855ヘクタールを「Li─MX 1」鉱区として宣言している。
調査によると、メキシコには約170万トンのリチウムが眠っている可能性がある。複数の外国企業がリチウム鉱床の開発を目的とした採掘利権を保有しているが、大統領はその全てを「見直す」と表明している。
大統領はイベントで「われわれが今やっているのは、リチウムを国有化し、ロシアや中国、米国からの外国人に搾取されないようにすることだ」と述べた。
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