[ロンドン 26日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が26日発表した2月の小売売上高は前月比2.1%増加した。新型コロナウイルス対策の封鎖措置が来週から一部緩和されるのを前にアウトドア用品の購入が増えた。
2月の伸びはロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。1月はロックダウン(都市封鎖)再導入で小売店の多くが営業を停止したことから前月比8.2%減少していた。
新型コロナの流行がまだ深刻でなかった前年同月からは3.7%減少した。
統計局は食品を販売しているため営業を許可された一部百貨店での買い物が増えたことが増加の一因と指摘した。
統計局のジョナサン・アソー氏は「家庭用品も好調だった」とし、ロックダウンの緩和に備えて消費者はアウトドア用品や家の修繕に関連した製品を購入したと分析した。
「ただ衣料品店は売り上げがコロナ流行前の半分以下にとどまり、引き続き苦戦している」とも述べた。
2月はオンライン販売の比率が36.1%と過去最高だった。
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