[東京 21日 ロイター] - 日本航空(JAL)の赤坂祐二社長は21日に開いた定時株主総会で、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ旅客需要について、「足元の第1・四半期は、おおむね想定通りに回復が進んでいる」と明らかにした。
同社では、コロナ前の旅客需要を100%とした場合、通年では国内線は90%程度、国際線は45%程度まで回復すると想定している。国内線は今夏にコロナ前水準までほぼ回復し、国際線は2022年度末には約65%まで回復すると見込んでいる。
中野星子執行役員・旅客営業本部副本部長は、現在の国内線・国際線の旅客需要は「回復基調」にあるとし、国内線は「夏場には90%程度に達する」と想定、国際線は「夏場のハワイを中心に予約数が増加し、今後さらに伸びていく」との見通しを示した。
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