March 24, 2015 / 6:22 AM / 3 years ago

米不動産ファンドのエートス・キャピタル、シンプレクスの売却準備に=関係者

[東京 24日 ロイター] - ニューヨークに本拠を持つ不動産投資ファンドのエートス・キャピタル・リアルエステートが、同社の保有するシンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(東京都千代田区)の売却準備に入っていることが明らかになった。エートスは約2000億円で売却したいとしている。複数の関係者がロイターに明らかにした。   シンプレクスは不動産アセットやファンドマネジメントをしており、保有する資産の中には東京ベイ舞浜ホテル、SIA豊洲プライムスクエアなどが含まれる。

また、上場リートのSIA不動産投資法人 の運用会社、シンプレクス・リート・パートナーズの株式を100パーセント保有している。   三菱UFJモルガン・スタンレー証券がエートスのフィナンシャル・アドバイザーに起用されている。   エートスは、シンプレクスを不動産市況がピークだった2007年にゴールドマン・サックスと共同で日興コーディアルグループ(当時)などから買収。負債を含めた買収金額は約5000億円で、日本の不動産取引の案件では最大とされている。

  その後、世界的な金融不況のため不動産価格が急落。エートスとゴールドマンの持つシンプレクスのエクイティは大幅に毀損した。エートスは2011年にゴールドマンの持分を取得、単独株主となっていた。   エートスは単独株主になる際、シンプレクスに100億円の追加出資を行い、三井住友銀行を中心とする銀行団から1500億円の融資を調達した。

関係者によると、その融資の満期が2016年2月に来るため、それまでにシンプレクスを売却をしたい意向だという。   アベノミクスの下で展開されている大規模な金融緩和政策を背景に、日本の不動産市況は回復。今回の案件も含め、多くの内外投資家が日本での投資機会を狙っている。ただ、売却価格が目標に到達しなければ、エートスはシンプレクスの売却をせずリファイナンスに切り替える可能性もあるという。現在のローン残高は約620億円となっている。

エートス・ジャパン、三菱UFJモルガンスタンレーの広報担当者はそれぞれコメントを控えるとしている。 (藤田淳子 編集:田巻一彦)

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