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日本のソブリン格付け見通し「安定的」に下方修正、財政悪化で

6月9日、S&Pグローバル・レーティングは、日本の長期ソブリン格付けのアウトルックを「ポジティブ」から「安定的」に変更した。写真は日本の国旗。都内で2014年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 9日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは9日、日本の長期ソブリン格付けのアウトルックを「ポジティブ」から「安定的」に変更した。長期・短期ソブリン格付けは「A+/A-1」、自国通貨建ての外国為替規制リスク評価は「AA+」で据え置いた。

アウトルック変更は、財政パフォーマンスの悪化から今後1─2年で一般政府債務残高の対名目国内総生産(GDP)比率が安定化するかについて不透明感が強まっているとの見方を反映した。政府が発表した新型コロナウイルス感染拡大への対応のための補正予算の規模を踏まえると、2020年度の純債務残高の対GDP比率は171%と、前年度の151%から大幅に拡大するとS&Pはみている。

ただ、新型コロナにより日本の財政安定化は後退したが、今後2─3年で経済が回復するのに伴い再び軌道に乗ると考えている。

今後、財政回復がS&Pの現在の予想を大幅に上回るペースで進むと判断した場合には格上げする可能性がある。

一方、構造的な変化に起因して経済成長率が継続的に他の高所得経済を下回り、かつ、デフレ再燃によって長期的に財政パフォーマンスに圧力がかかる場合には、格下げする可能性がある。

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