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中国軍、台湾海峡で史上最大規模の演習 1996年以来のミサイル発射

[北京/台北 4日 ロイター] - 中国人民解放軍は4日、台湾周辺の空と海で実弾射撃を含む演習を開始した。前日のペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置。1996年の第3次台湾危機以来となるミサイル発射訓練も行い、台湾海峡での演習としては史上最大規模となる。

 8月4日、中国人民解放軍は、台湾周辺の空と海で実弾射撃を含む演習を開始した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで4月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

演習開始予定の0400GMT(現地時間正午、日本時間午後1時)をまわると、中国国営メディアが演習の開始を伝えた。演習は7日0400GMTに終了する予定。

人民解放軍の東部戦区司令部は演習の一環として台湾東岸沖の海域で従来型ミサイルを複数回発射したと発表した。

台湾国防部によると、中国軍は現地時間午後1時56分から午後4時にかけ台湾の北東と南西の周辺海域に11発の弾道ミサイル「東風」を発射した。現地時間午後2時ごろには中国本土沖に位置する台湾の馬祖列島付近で中国軍が演習海域に向けてミサイル2発を発射した。

<台湾を取り囲んだ軍事演習>

今回の演習場所は台湾を取り囲むように6カ所設定。異例なことに周辺地図が国営新華社通信を通じて示された。

台湾の情報筋はロイターに、中国海軍の複数の船舶および空軍機が3日夜から4日朝の間に台湾海峡の中間線を一時越えたと述べた。

台湾国防部は4日午前、ドローン(無人機)とみられる未確認の飛行物体が金門島の上空を飛行したため、撃退するために照明弾を発射したと明らかにした。

現地時間正午には、演習海域付近に台湾軍の艦艇が展開し中国海軍船の動きを監視。台湾空軍機も出動しミサイルシステムと併せて演習の様子を見守った。

台湾海峡情勢の緊迫を受け、主要7カ国(G7)外相は3日、中国に対し台湾海峡周辺の緊張を平和的に解決するよう呼びかける声明を発表した。

しかし中国側が応じる様子は今のところない。王毅外相は4日、ペロシ氏の台湾訪問を「病的で、無責任かつ非常に不合理な」行為と辛らつに批判。中国外務省報道官は定例会見でG7外相の声明に強い不快感を示した。

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