[ロンドン 8日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は8日、政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。資産買い入れプログラムの規模も3750億ポンドに据え置いた。据え置きは予想通りだった。
英国では第3・四半期にリセッション(景気後退)からの脱却が急速に進むと同時に、新たなぜい弱性の兆しも出ており、金融政策委員会はこれらを両天秤にかける必要があったものとみられる。
こうしたなか、金融緩和は依然として選択肢にあるとされ、ロイターがまとめたアナリスト調査では、2013年第1・四半期に500億ポンドの追加刺激策が見込まれている。
決定発表後、ポンドはユーロに対して5週間ぶり高値をつけた。英国債は下落した。
中銀は21日に今回の会合の議事録を公表する。
*内容を追加して再送します。
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