[東京 9日 ロイター] 競泳のロンドン五輪代表選考会を兼ねた日本選手権で、男子100メートル平泳ぎ、200メートル平泳ぎの2種目で五輪代表入りを果たした北島康介(29)は、3大会連続の2冠という偉業に向けて意欲を見せている。
北島は先週の日本選手権では、100メートル平泳ぎで58秒90をマーク。自身の日本記録を更新して優勝した。また、200メートル平泳ぎでも2分8秒00で優勝し、日本の競泳選手では史上初となる4回目の五輪出場を決めた。
昨年上海で行われた世界選手権の男子200メートル平泳ぎで優勝したダニエル・ギュルタ(ハンガリー)のタイムを上回った北島は、同選手権のときとは気分がまったく違うと話し、五輪という夢の舞台に向けて再び闘志がわいてきたと述べた。
日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは、200メートルの最後の50メートルで押し切れれば、北島は2冠を達成できるとコメント。100メートルで勝ち、勢いに乗って200メートルに臨んでほしいと語った。
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