[バルセロナ 21日 ロイター] サッカーのスペイン1部は21日、各地で試合を行い、首位レアル・マドリードは2位バルセロナとの伝統の一戦「クラシコ」で2─1の勝利を収め、残り4試合で勝ち点差を7に拡大して同リーグの優勝をほぼ手中にした。
国内リーグの「クラシコ」でレアルが白星を挙げたのは、ここ8回の対戦で初めて。ジョゼ・モウリーニョ監督にとっては、指揮官としてバルサ本拠地で戦った9回目の試合で初勝利となった。
レアルはサミ・ケディラのゴールで先制。後半25分にバルセロナのアレクシス・サンチェスに同点ゴールを許したが、その3分後にクリスティアノ・ロナルドが決勝弾をたたき込んだ。
レアルのスペイン代表MFシャビアロンソは試合後、まだ優勝は決まっていないとしながらも、「同点に追いつかれた直後にロナルドが決めたので、相手の勢いを止めることができた」とコメントした。
さらに「試合を完全にコントロールして素晴らしい結果が出たのでとてもうれしい。次は水曜に大事な試合がある」と、25日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)との第2戦に向けて気を引き締めた。
一方、敗れたバルサのジョゼップ・グアルディオラ監督は、国内リーグ4連覇が絶望的となったことについて「レアルの勝利とタイトルを祝福したい」とコメント。24日に行われるCL準決勝、チェルシー(イングランド)との第2戦で、選手に心理的な影響があるかどうかは言えないとし、「今は休養させて、きょうの試合をなるべく早く忘れさせたい」と述べた。
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