[ソウル 28日 ロイター] 最大瞬間風速50メートルの大型で強い台風15号は28日、朝鮮半島西側の黄海上を北上し、同日中にも北朝鮮に上陸する見込みとなっている。台風の影響で、韓国・済州島沖では、中国漁船2隻が沈没、4人が死亡し12人が行方不明になった。
中国気象当局は、北東部の3省で洪水が発生する恐れがあると警告、トウモロコシや大豆の生産地にも影響が出る可能性があるとの見通しを示した。
韓国では、ソウル首都圏や南部などで学校が休校となった。ただ、金融市場やエネルギー設備、行政サービスなどには今のところ影響は出ていないという。
また、韓国国土海洋省は、台風の影響で国際・国内線の数百便が欠航となったと発表した。欠航となったのは、主要な空の玄関口となっている仁川空港や金浦空港を離発着する便が大半だとしている。
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