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全国百貨店売上高、「美・宝・貴」は過去最高の伸び率

[東京 19日 ロイター] - 日本百貨店協会が19日発表した5月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比2.6%増の4847億円と、2カ月ぶりにプラスとなった。初夏物衣料が好調に推移したほか、宝飾品や高級時計などの高額品も引き続き好調だった。

「美術・宝飾・貴金属」の伸び率は前年比23.3%増となり、統計開始の2007年1月以来、過去最高の伸び率を記録した。

1―5月の累計は前年同期比1.3%増。6月も足元まではプラスで推移しており「上期は間違いなく前年比プラスとなるだろう」(井出陽一郎・専務理事)とみている。

5月は、中旬以降の気温上昇に伴いクールビズを含む主力の初夏物ファッション商材が勢いを取り戻したほか、年初から高い伸びを示している宝飾品・高級時計やラグジュアリーブランドなど高額品も引き続き好調だった。また、好天に恵まれたGWには各店の催事企画が好評でファミリー客を中心に賑わいを見せたほか、母の日商戦のギフト需要も活況だった。

「美術・宝飾・貴金属」のカテゴリーは9カ月連続でプラス。伸び率は前年比23.3%増となり、東日本大震災の反動で大きく伸びた2012年3月の21.2%増を超えて、過去最高の伸び率となった。時計については、し好性が高く、買い替えではなく蒐集に適していることから、息の長い好調さにつながっているという。

増床・改装効果のある東京や大阪など大都市が5カ月連続で前年をクリアしたこと、住宅需要の活況を背景に家具が4カ月連続でプラスとなったことなども寄与した。

訪日外国人の売上高は、タイなど東南アジア客の急伸と円安効果から拡大基調にあり、前月に次いで過去2番目となる売上高(約33億2000万円/全国44店免税売上ベース)を記録した。協会では、全国44店免税売上ベースでカバーできるのは全体の40%程度とみており、訪日外国人の売上高は83億円程度、総売上高の約1.7%と推計している。井出専務理事は「訪日観光客を増加させるという政府の戦略もあり、百貨店でも総売上高の5%レベルには持って行きたい」と述べ、品質おもてなしなど、日本の百貨店のアピールを海外でも展開していく考えを示した。

政府観光局が19日に発表した5月の訪日外国人数は87万5000人(前年同月比31.2%増)となり、5月として過去最高となった。

調査対象の百貨店は85社・243店舗。東京地区は前年比5.1%増と、5カ月連続プラスとなった。

(清水律子)

*情報を追加して再送します。

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