[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが25日発表した7月の独消費者信頼感指数はマイナス0.3で、ロイターがまとめた市場予想のマイナス4.0を上回った。前月のマイナス6.9(改定値)から改善し、昨年8月以来の高水準となった。
新型コロナウイルス感染者数が大幅に減少し、制限措置が解除されたことで、消費者が楽観的になり購買意欲が高まった。
個人所得と景気全般について楽観的な見方が一段と増加。消費者の景気に対する期待感は58.4と、過去10年間で最高水準となった。ただ、購買意欲は緩やかな上昇だった。
GfKの研究員ロルフ・ビュルクル氏は、「経済再開や制限解除にもかかわらず、特にサービス業をはじめ多くの業界が依然として厳しく制限されている。これにより、個人消費は今年後半に回復が顕著になる可能性が高くなっている」と指摘した。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」