［ベルリン ２４日 ロイター］ - ドイツの市場調査グループＧｆＫが２４日発表した３月の独消費者信頼感指数はマイナス３０．５と前月改定値のマイナス３３．８から改善した。エネルギー価格の下落が寄与した。
上昇は５カ月連続。ロイターがまとめたアナリスト予想のマイナス３０．４をわずかに下回った。
ＧｆＫのロルフ・ビュルクル氏は「最近のエネルギー価格の下落に加えて、ドイツは今年リセッション（景気後退）を避けられるとする識者の予想により、楽観的な見方が徐々に戻りつつある」と指摘した。
ただ消費者信頼感指数の水準はまだ非常に低いとして、個人消費が今年の独経済の成長に寄与することはないとの見方を示した。
３つのサブ指数のうち、所得への期待と経済見通しを示す指数は改善基調を維持した。購買意欲を示す指数は前月の落ち込みの後、上昇に転じた。
調査は２月２─１３日に行った。
MAR 2023 FEB 2023 MAR 2022
Consumer climate -30.5 -33.8 -8.5
Consumer climate components FEB 2023 JAN 2023 FEB 2022
- willingness to buy -17.3 -18.7 1.4
- income expectations -27.3 -32.2 3.9
- business cycle expectations 6.0 -0.6 24.1
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