November 4, 2010 / 8:08 AM / 9 years ago

米加州、温暖化阻止法凍結を拒否=再生エネルギー促進派は安堵

米ロサンゼルスの投票所で投票するカリフォルニア州民たち(2010年11月2日、ロサンゼルス・ベニスビーチ)

【ロサンゼルス3日ロイター時事】米カリフォルニア州で、温室効果ガス排出量削減努力の一時凍結の是非を問う住民投票が、連邦議会の中間選挙と同じ2日に行われ、凍結反対59%、賛成41%で否決された。この結果、世界でも有数の野心的な温暖化ガス削減が凍結されずに継続されることになった。

 住民投票は、2006年に独自に制定した「地球温暖化解決法(AB32)」の履行凍結を求める提案(プロポジション23)が対象で、同州の失業率が現在の12%強から少なくとも4四半期間連続で5.5%以下に低下するまで同法を凍結するという内容だった。

 この凍結提案が否決されたことは、シリコンバレーの投資家にとって大きな勝利だ。これら投資家は太陽発電から電気自動車までグリーン(環境に優しい)技術に巨額のカネを投資しており、プロポジション23反対、つまりAB32擁護を強く訴えてきたからだ。

 連邦議会で今年、温暖化阻止関連法案が頓挫したのを受けて、AB32履行凍結に関する住民投票は、米国全体の環境問題に対する今後の取り組みを占う試金石となった。温暖化阻止から一時離脱するか、あるいはより厳しい防止策を目指すかが問われたわけだ。

 米グリーンエネルギー推進業界団体である全米再生エネルギー協議会のマイケル・エックハート会長は「これは、米国が(環境保護に向けた)一種の啓蒙的な国であることを再確認するものだ」と否決を評価し、「カリフォルニア州の過半数の人々は、たとえ失業と経済的困難で苦境にあっても、環境破壊に反対し、責任を果たす意欲を示した」と述べた。

 同時に行われたカリフォルニア州知事選でジェリー・ブラウン氏が当選したこともプロポジション23反対派は歓迎している。同氏は同州の電力の33%(3分の1)を太陽エネルギーや風力など再生エネルギー源から供給するとの目標を支持しているからだ。(了)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below