June 15, 2011 / 8:04 AM / 8 years ago

ミシシッピの洪水でメキシコ湾に大きな酸欠海域

ミシシッピ川の洪水で冠水した道路と浸水家屋(2011年5月21日、米ルイジアナ州セントフランシスビル)

【ワシントン14日ロイター時事】米地質調査所(USGS)は14日、今年の記録的なミシシッピ川の洪水でメキシコ湾では大きなデッドゾーン(酸欠海域)ができると予想されている。

 その規模は2万2253~2万6515平方キロメートルと、ニューハンプシャー州ほどの広さで、USGSが1985年に調査を開始して以来の規模になる見込みだ。これまでの最大は2002年の2万1750平方キロだった。デッドゾーンは農業用化学品がミシシッピ川によってメキシコ湾にまで運ばれることなどで発生する。

 USGSによると、デッドゾーンは商業漁業やレクリエーションとしてのフィッシングに打撃を与える。09年のメキシコ湾での商業漁業の価値は水揚げ時価格で6億2900万ドル、レクリエーション・フィッシングの規模は10億ドル以上だった。

 このような酸欠海域は1年を通じて見られるが、最も規模が大きいのは夏で、魚介類ばかりでなく、これに依存して生きている人間にも打撃となる。デッドゾーンは通常、ルイジアナ州とテキサス州の沖合の大陸棚で発生する。

 窒素とリンを中心とする農業用肥料など過度の栄養物が海に流されてくると、陸上の耕作地と同じ働きをする。つまり、植物性プランクトンが過度の栄養分によって開花し、衰えて死に、海底に沈むと、これをバクテリアが食べ、海水中の酸素を使い尽くし、その海域は酸欠状態となる。

 今回の調査に参加したルイジアナ大学のナンシー・ラバレスさんの説明によると、ミシシッピ川からの真水がとどまっている海面近くの層には酸素が豊富にあるが、この水の層はその下にある塩水を突き抜けることができないという。

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