August 25, 2011 / 8:01 AM / 7 years ago

地球上の生物種、ざっと870万種前後=90%は未発見

【シンガポール24日ロイター時事】米ハワイ大学のカミロ・モラ氏率いる研究チームは24日、地球にはざっと870万種前後の植物や動物が生息しているとの推定値を発表した。ただしその約90%はまだ発見ないし分類されていないという。

葉っぱの上をはう昆虫(11年7月24日、ネパール・スンダリジャルナガルジュン国立公園)

 オープンアクセス方式の米科学誌「プロス・バイオロジー」に掲載された同チームの推定値は、地球に生息する生物種の推測数を大幅に引き上げるものとなった。これまでに正式に分類され、名称を付けられているのは120万種強にとどまっている。

 科学者たちは長年、地球上の生命種を分類し、どのくらいの種が存在するのかを調べようと試みているが、その推測数は科学者によって300万種から1億種とまちまちだ。

 種の数を推測する行為は単なる夢の追求ではない。人間は地球の生物多様性から大きな恩恵を受けている。地球は食料から薬、きれいな空気や水に至るまでさまざまなものを人間に提供している。地球にどれだけの種が存在するのかを知り、研究を進めることは、人類に利益をもたらす種の発見の増加につながる可能性がある。

 科学者らは最近、種の絶滅のペースが加速しているため、研究の緊急度が高まっていると指摘している。モラ氏は、多くの種が絶滅の危機に直面しているため、地球上の生物の種を調べるスピードを上げることが科学的そして社会的な優先事項になっていると述べた。国連の一部の研究によると、地球は現在、6500万年前に恐竜が絶滅して以来最悪の種の消滅に直面しているという。

 種は250年前に作成された分類法によって分類されている。この分類はピラミッド型の構造をしており、一番下が種、その上に属、科、目、綱、門、界があり、最上位がドメインになる。

 モラ氏率いる研究チームは、種に関する既存のデータベースや分類法上のデータを調査した。同チームは、分類法上の範ちゅうで上位にあるもの、つまりピラミッド型構造の上位にあるものが、下位にあるものよりもはるかに完全に分類されているとの想定の下に、ランキング上で何らかの数値パターンがあるかどうかを突き止めようとした。

 そして同チームは、よく知られたグループを検討した結果、門、綱、目、科、属に指定された種の相対的な数が一定のパターンに従っていることを発見した。このパターンを、よく知られていないグループにも応用すると、種の総数の合理的な推定値が得られる。その結果、地上には650万種、海洋には220万種存在し、合計で870万種という推定値が出た。誤差は総数で130万種という。

 さらに同チームは、この推定値から計算すると、現存する生物種でいまだに分類されていないのは地上で86%、海洋で91%となると結論した。

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