for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

30年の世界原子力発電予想、再度下方修正=IAEA

福島県南相馬市沖上空から撮影した福島第1原発(12年9月11日、福島県)

 【ウィーン26日ロイター時事】国際原子力機関(IAEA)は、世界の原子力発電業界が日本の福島第1原子力発電所の事故の余波を受け続けているとし、世界の原発発電能力の伸び予想を昨年に続いて再び下方修正した。また、原発能力の増加分は主としてアジアが中心になるとの見方を示した。

 IAEAは、世界の原発発電能力が現在の370ギガワット(GW)から2030年までに456~740GWに拡大すると予想した。昨年時点の予想は501~746GWだったため、1~9%の下方修正となった。10年時点(東日本大震災前)の予想は546~803GWであり、これと比較すると8~16%の下方修正となる。

 つまりIAEAは今回、世界の原発発電能力が30年までに25~100%増加すると予想したことになる。IAEAは、実際の伸び率は世界経済の成長といったさまざまな要素が影響するだろうと述べた。

 IAEAは「福島第1原発事故後も原発能力の伸びは続くと予想されるが、伸びは1年前の予想よりも鈍化するだろう」と指摘した。発電能力の増加分は、中国や韓国など主にアジアになるという。

 福島第1原発のメルトダウン(炉心溶融)によって放射性物質が広範に拡散したことを受け、ドイツ、スイス、それにベルギーは原子力依存からの脱却を決めた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up