January 4, 2008 / 5:08 AM / 11 years ago

アジア通貨動向(4日)=小動き、米雇用統計の発表控え

 [シンガポール 4日 ロイター] 4日午前のアジア通貨市場では、一部の通貨が数年ぶりの高値に上昇しているものの、総じて小動きとなっている。米雇用統計の発表を控え、警戒感が高まっている。

 フィリピンペソPHP=は1米ドル=41.01ペソと、2000年5月以来の高値をつけた。

 一部のトレーダーは、フィリピン中央銀行が、ペソが41ペソの水準を上回って上昇するのを防ぐためドル買い介入を行ったとみている。ただトレーダーらは、ペソが長期的にはこの水準を突破して上昇していくと予想している。

 マニラのトレーダーは「ペソは今後もさらに上昇するというのが一般的なコンセンサスとなっている」と語った。

 マレーシアリンギMYR=は一時、1997年終盤以来の高値となる1米ドル=3.2800リンギをつけた後、3.2830リンギ付近で小動き。

 クアラルンプールのトレーダーは「中銀が3.2800リンギの水準で介入していると思う」と述べた。

 OCBC銀行の通貨ストラテジストは「米ドル/リンギは前日、心理的な節目となる1米ドル=3.3リンギの水準を割り込んでおり、今後も下落傾向が続く可能性があるとみている」と語った。

 米ドルの対円相場JPY=は、米景気の減速懸念を背景とした5週間ぶりの安値から回復。12月の供給管理協会(ISM)製造業景気指数などの米経済指標が弱い内容となったことを受け、投資家の間では連邦準備理事会(FRB)が追加利下げを行うとの見方が高まった。

 投資家の注目は、4日1330GMT(日本時間午後10時30分)に発表される米雇用統計に集まっている。ロイター調査によると、非農業部門雇用者数は7万人増と予想されている。

 シンガポールドルSGD=は、3日に記録した10年ぶり高値である1米ドル=1.4325シンガポールドルをつけた後、1.4340シンガポールドル付近に下落。

 人民元CNY=CFXSも3日につけた切り上げ後の最高値1米ドル=7.2721元から下落し、7.2757元で推移。ただアナリストは、中国がインフレ抑制を図るに伴い人民元はさらに上昇すると予想している。

 JPモルガンの通貨ストラテジストは「人民元の上昇加速と為替政策の柔軟化は2008年も続くとみている」と述べ、「インフレ抑制のための(中国の)最近の行政措置や積極的な金融政策は、金融引き締めに向けた政策意図が依然強いことを示している」と付け加えた。

 *0344GMT(日本時間午後零時44分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。

 

 シンガポールドル    1.4336

 台湾ドル       32.433

 韓国ウォン      936.60

 タイバーツ       33.45

 フィリピンペソ     41.02

 インドネシアルピア  9420.00

 インドルピー      39.36

 マレーシアリンギ   3.2830

 人民元        7.2757

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