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米リセッション懸念などで一段と下落する可能性=今週の米株式市場
2008年3月9日 / 22:42 / 10年後

米リセッション懸念などで一段と下落する可能性=今週の米株式市場

 [ニューヨーク 9日 ロイター] 10日からの週の米国株式市場は、米経済のリセッション(景気後退)入りをめぐる懸念が高まっているほか、金融セクターでの問題が深刻化していることから、一段と下落する可能性がある。

 経済指標の発表は比較的少なめだが、14日発表の2月の米消費者物価指数(CPI)は、米原油価格やその他の商品価格が上昇していることを踏まえると、注目を集める見通し。米原油先物は前週、1バレル=106ドル超に上昇し最高値を更新した。

 ただ、7日に発表された2月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が2カ月連続で減少したことを受けてリセッション懸念が高まっており、インフレをめぐる懸念は、ひとまず棚上げとなる見通しだ。

 金融セクターでもサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に絡む問題がさらに出てくる兆しが示されており、圧迫要因となっている。

 米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージTMA.Nは7日、6億1000万ドルの追加担保差し入れ要求に応じられず、破たん危機が迫っていることを明らかにした。これを受けて、同社の存続をめぐる懸念が浮上している。

 ネガティブなニュースのトレンドは、収まる兆しがほとんど見られておらず、株式市場にとっては一段の下落につながる可能性がある。

 プルデンシャル・インターナショナル・インベストメンツ・アドバイザーズの首席投資ストラテジスト、ジョン・プラビーン氏は「現在の地合いは極めて弱い」と指摘。「経済に関しては、(7日発表の)米雇用統計で恐らく、米経済のリセッション入りが確認されただろう」と語った。ただ、この問題をめぐっては依然として不透明な情勢となっていると加えた。

 アナリストは、米株市場を一時的に救う可能性のある材料として、米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを検討している兆候を指摘している。

 FRBは3月18日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。

 10日からの週に予定される企業決算は少ないが、小売りのアメリカン・イーグル(AEO.N)など一部の企業が発表を控えている。

 経済指標関連では、11日に1月の米貿易収支、13日には米新規失業保険週間申請件数、2月米小売売上高、2月米輸出入物価などが予定されている。

 ロイター調査によると、14日発表の2月米CPIは、総合指数が0.3%上昇、コア指数が0.2%上昇すると予想されている。

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