[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が24日発表した週間統計によると、4月23日時点の米国のコマーシャルペーパー(CP)の発行残高は前週比219億ドル減の1兆7850億ドルとなり、年初来の最低水準となった。4週連続の減少となり、クレジット危機と経済減速の影響が、短期金融市場を引き続き圧迫していることを示唆した。
資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)の発行残高は108億ドル減と2月以来の大幅な落ち込みを示し、今年最低水準の7671億ドルとなった。
金融機関発行の無担保CP発行残高は160億ドル減少した。前週は130億ドル減だった。
ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチ・アソシエーツのエコノミスト、ケネス・キム氏は「CP発行残高は、クレジットだけでなく経済見通しの点でも需要が弱いことを反映している。景気後退下ではCPに影響が出る」と話した。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロウ氏は「資金需要は依然存在する」と指摘。連邦準備理事会(FRB)がターム物資金入札(TAF)などの流動性供給策を実施して以降CP発行は減少しているとし、金融機関はFRBの対策に強く依存しているとの見方を示した。