[ロンドン 16日 ロイター] 6月の英失業者数は、5カ月連続の増加で、増加幅
も1990年代初め以来、最大となった。景気減速の影響が雇用に波及している兆候が示
された。
アナリストは、企業が景気減速に対応して人員削減を進めるため、失業者数はさらに増
えるとみている。
英国立統計局(ONS)によると、6月の失業者数は前月比1万5500人増加。5月
は9000人増から1万4300人増に改定された。6月の増加数は、7万1000人増
だった1992年12月以来の規模。ロイターがまとめた市場予想(1万人増)も上回っ
た。
発表を受けて、市場では、インフレが加速していても景気支援のため英中銀が利下げす
るとの見方が強まり、ポンドは下落した。
ただ、6月の失業率は2.6%と、英国が景気後退期だった90年代初めの10%近く
からははるかに低水準にとどまった。
それでも、エコノミストは英雇用情勢の悪化を予想している。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ビッキー・レッドウッド氏は、合わせて発
表された国際労働機関(ILO)方式の3─5月失業率が5.2%だったことを挙げて「
労働市場は一段の悪化が予想される。5.2%の失業率は、いずれ8%まで上昇するとみ
ている」と述べた。
3─5月の平均所得伸び率(速報値、季節調整済み)は前年同期比3.8%。市場予想
(同3.7%)は上回ったものの、2─4月(同3.9%)からわずかながら鈍化した。
(単位:特記以外は%。カッコ内は速報値)
3─5月 2─4月 2─4月速報値
平均所得伸び率(前年比) 3.8 3.9 (3.8)
6月 5月 5月速報値
失業者数(前月比増減・人) 15,500** 14,300 (+9,000)
失業率 2.6 2.6 (2.5)
失業者数 840,100 824,600 (819,300)
ILO方式 3─5月 07年12─08年2月 07年3─5月
失業者数(百万人) 1.619 1.606 1.666
失業率 5.2 5.2 5.4
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