ドル/円 終値 97.16/21
始値 96.29/34
前営業日終値 97.64/69
ユーロ/ドル 終値 1.2593/99
始値 1.2638/43
前営業日終値 1.2782/86
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[ニューヨーク 14日 ロイター] 14日のニューヨーク外国為替市場では、ドル
と円が対ユーロで上昇。世界の景気見通しが悪化し米株価が下落するなか、2通貨に逃避
買いが入った。
アナリストによると、週末にワシントンで開催される20カ国・地域(G20)による
緊急首脳会合(金融サミット)の行方を注視するなか、レバレッジ解消とリスク回避志向
が投資家心理を引き続き支配する可能性が高いとの見方を示した。
終盤にユーロ/ドルEUR=は0.8%安の1.2729ドルとなった。前日は2週間ぶ
り安値となる1.2387ドルをつけていた。
ユーロ/円EURJPY=は0.7%安の123.96円。
ドル/円JPY=は0.2%下落し、97.41円となった。
10月の米小売売上高が過去最大の減少となり、11月のミシガン大消費者信頼感指数
が依然として低い水準にとどまるなか、ドルは依然として選好された。
エバーバンク・ワールド・マーケッツのバイス・プレジデント、クリス・ガフニー氏は
ネガティブな内容の経済指標は、懸念を強める投資家が米短期債券買いに当てるドルを調
達するためドル買いに向かう環境を作り、この点でドルの支援材料になっているとの見方
を示した。
第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率が2四半期連続のマイナスとなり
景気後退入りが示されたものの、ユーロは対ポンドで引き続き、前日つけた過去最高値に
迫る水準で推移した。投資家は、英景気後退はユーロ圏の景気後退よりも深刻になるとみ
ている。
ユーロ/ポンドEURGBP=は85.54ペンスとなった。
ポンド/ドルGBP=は小幅上昇し、0.2%高の1.4881ドルとなった。ポンドは
前日、対ドルで6年半ぶり安値となる1.4555ドルをつけていた。
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