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UPDATE2: 期間長めの資産の「大幅な追加購入」が必要=3月米FOMC議事録
2009年4月8日 / 20:47 / 9年後

UPDATE2: 期間長めの資産の「大幅な追加購入」が必要=3月米FOMC議事録

 [ワシントン 8日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が8日公表した3月17―18日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、全セクターで経済活動が急激に鈍化していることから、期間が長めのさまざまな資産を「大幅に追加購入」することが適切との見方で一致したことが明らかになった。

 議事録は「今年に入って金融機関への圧力が全般的に強まる中、信用状況は引き続き非常にひっ迫しており、金融市場は依然としてぜい弱かつ不安定だ」としている。

 また「全般的に(FOMC)参加者は、すでに弱まっている経済見通しの下振れリスクに懸念を示した」とした。

 議事録によれば、FRBスタッフは2009年下半期と10年の米実質国内総生産(GDP)伸び率の予想を下方修正したが、修正後の具体的な数字は示されていない。

 修正は、ほぼ全セクターでの大幅な雇用喪失や鉱工業生産の縮小を反映したとしている。実質GDPは09年後半に徐々に横ばいとなり、10年に「ゆっくりと」拡大すると予想。「金融市場のひっ迫が緩和し、財政出動による景気刺激策の効果が表れ、在庫調整が一巡し、住宅市場の調整が終息する」との見通しを示した。

 ファクト・アンド・オピニオン・エコノミクスのチーフエコノミスト、ロバート・ブルスカ氏は「(FRBの)景気判断は非常に悪い。景気の弱さは明らかにFRBが懸念を抱いている大きな問題だ」とし、議事録に楽観的な文言はほとんど見当たらなかった述べた。

 議事録によると、メンバーは1月のFOMC以来の主な動向として、海外の急速な景気低迷による米輸出の落ち込みを強調した。

 インフレについては、失業率の上昇や設備稼働率の低下で賃金と物価が抑えられる中、加速の恐れはほとんどないとの見方で一致し、「数人(several)はインフレが望ましい水準を下回る状況が長引くとの懸念を示し、少数(a few)のメンバーはデフレのリスクを指摘した」としている。

 FOMCは3月の声明で、最大3000億ドルの長期国債の買い入れと8500億ドルのモーゲージ関連債券の追加購入を実施する計画を発表した。

 議事録では、メンバーの間で買い入れの対象とする証券の種類や規模をめぐってやや意見が分かれたことが明らかになり、「あるメンバーは長期国債の買い入れに絞ることを提案、別のメンバーは政府機関発行モーゲージ債(MBS)に絞るのが好ましいとしたが、両者とも一連の資産買い入れを拡大する案を支持した。数人は、個々の戦略の影響が不明瞭なときには一連の資産を対象とするのが適切だと指摘した」とした。

 ターム物資産担保証券貸出制度(TALF)については、当初は需要が低くとどまるとの指摘や、一部の企業は政府が後になって政策を変更するとの懸念からプログラムの活用を敬遠する可能性があるとの指摘があった。また、一部のメンバーが、TALFを古い証券や格付けの低い証券にも拡充した場合のリスクについて懸念を表明したことが明らかになった。

 米財務省はこの数日後、銀行の不良資産買い取り計画の一環として、古い商業不動産ローン担保証券(CMBS)や住宅ローン担保証券(RMBS)をTALFの対象に含める方針を発表した。

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