[ニューヨーク 2日 ロイター] 米アップルAAPL.Oは2日、新型多機能携帯電話端末「iPhone4(アイフォーン4)」の受信状態に対する苦情が相次いでいることに対し、アンテナに問題があることを認め、利用者に謝罪した。今後ソフトウェアをアップデートし、問題を解決する。
アップルは、アンテナの信号強度に関する計算式に誤りがあり、2007年に発売した初代アイフォーンからこれが影響していたことを認めた。ただ、アイフォーン4の問題に関して同端末のアンテナデザインに問題があるとの指摘に対しては、直接の言及はなかった。
同社は利用者に宛てた書簡で「調査の結果、受信信号の強さを示すバーの数を算出する計算式が完全に誤ったものであることが判明し、アップル社としても驚いている」とした。
6月24日の発売以来、アイフォーン4の利用者からは、同端末の持ち方によっては受信状態が悪くなるとの苦情が出ていた。同じ場所に立っている時でも、受信状態を示すバーの数が持ち方次第で急速に減ることがあるという。
アイフォーン4のアンテナ問題では、アップルに対しすでに3件の訴訟が起こされている。