[タラハシー(米フロリダ州) 3日 ロイター] 米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は3日、最近の商品(コモディティ)価格上昇により、目先のインフレ期待が高まっているとして、米連邦準備理事会(FRB)は長期インフレ期待の抑制に向け、引き続き警戒しなければならない、との見解を示した。
総裁は講演で「長期インフレ期待の上昇を招きかねないインフレ全般の上昇に関し、引き続き警戒すべき」と主張した。
また「経済回復は、雇用市場にはほとんど改善をもたらしてはいない」とも指摘し、経済は依然としてFRBの金融緩和政策による支援を必要としているとの認識を示した。
ただ「金融政策が、雇用の伸びを阻害しているすべての要因を排除できると考えることはできない」とした。