August 29, 2011 / 2:06 PM / 7 years ago

東南アジア株式=優良株主導で上昇、地場投資家が買い

 [バンコク 29日 ロイター] 週明け29日の東南アジア株式市場の株価は、一部市場の休場で薄商いとなる中を、優良株主導で軒並み上昇して引けた。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の26日の講演により、低迷する米経済に対する追加的な措置への期待が生じたことを受け、地場投資家が割安な銘柄を物色したことが背景にある。

 一方、海外勢による買いは、一部市場が祝日のため休場となる中、依然として少なめだった。長く低迷しているベトナムのホーチミン市場は、先週発表された経済指標が、インフレがピークに達した可能性を示唆する内容だったことを受けて、この日取引があった域内4市場で最も上伸した。

 シンガポール市場.FTSTIは1.59%高で終了。30日の休場を前に、出来高は1日としては月間平均の7割に減少した。

 クアラルンプール市場は連休を控え半日取引となり、0.17%高で引けた。取引は9月1日に再開する予定。

 バンコク市場.SETIのSET指数は1.77%高。ここ2週間で最大の上昇となった。

 ホーチミン市場.VNIは2.22%高。1週間超ぶりの大幅上伸だった。

 マニラ市場.PSIは29日と30日は休場。ジャカルタ市場.JKSEは今週いっぱい休場となる。

 多くのトレーダーはFRBの景気けん引力に限界があると考えているが、投資家は、FRBが景気刺激策を行う余地を残していると結論付けた。これにより投資家は再び東南アジア経済のファンダメンタルズ、特に消費の比較的良い見通しに注目することが可能になった。

 バンコクのアジア・プラス証券の国際株式販売責任者、アンドリュー・イェーツ氏は「域内の株価は反発している。市場が最近悪いニュースをあまりにも多く織り込んできたため、現時点での逆張り投資は買い持ちにすることだ」と説明した。

 バーナンキ議長の講演を受け、株価は世界的に上伸した。MSCI世界株価指数(ACWI).MIWD00000PUSは0.9%高。バーナンキ講演を受けて先週末26日に米株価が上昇し、29日のアジア株はこれに追随した。

 これまで低迷していたベトナム株に生命力が見え始めている。ホーチミン市場のVN指数は今年1月1日から8月11日までに20%超下落した。その後同指数は7%超値上がりしている。ただ同市場での買いはほぼ国内投資家によるものだ。トムソン・ロイターのデータによると、この日同市場からは35万ドルの資金が海外に流出。過去2週間の資金の海外流出額は69万ドルに上る。ホーチミン市証券の幹部は「今のところ、新たな海外資金はベトナム(市場)に入っていない。ここは外国人投資家から見て依然リスクの高い場所だ」と語った。

 個別銘柄では、タイの石油精製最大手のタイオイル(TOP.BK)がバンコク市場で6.3%急伸。

 シンガポール上場の政府系複合企業で、海底油田掘削装置(リグ)建造を手掛けるケッペル・コープ(KPLM.SI)は4%上昇した。

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