レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場> 17時現在
ドル/円 115.48/51円 ユーロ/円 157.50/60円
ユーロ/ドル 1.3638/43ドル
午後5時過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点に比べて小幅ドル安
/円高の115円半ばで取引されている。サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手
向け住宅融資)問題への懸念から、リスク回避に向けて円が買われた前日海外市場の流れ
を引き継いだ。日中はやや底堅さを見せる場面もあったが伸び悩み、夕方は上値の重さが
目立っている。
レポート全文: [JPY/J]
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<株式市場>
日経平均 16287.49円(13.90円安)
16192.84円─16343.28円 出来高 13億3187万株
東京株式市場で日経平均は小反落。前場は小幅高で引けたが、円高進行などを受けて
後場は安値もみあいとなった。
市場は引き続き薄商い。東証1部の売買代金は1兆8851億円、出来高が
13億3187万株と前日に続き、実質今年最低を更新した。
東証1部騰落数は、値上がり654銘柄、値下がり941銘柄、変わらずが117銘
柄。
レポート全文: [.TJ]
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<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(加重平均レート) 0.493%
3カ月物FB(政府短期証券)流通利回り 0.655%(変わらず)
ユーロ円3カ月金先(08年3月限) 99.080(+0.010)
安値─高値 99.080─99.095
無担保コール翌日物は、加重平均レートが0.493%だった。邦銀勢、外銀勢ともに
資金を取り急ぐような動きは見られず、非常に落ち着いた商いとなった。ユーロ円3カ月
金利先物は上昇。中心限月2008年3月限は一時、前日清算値に比べて2.5ティック
高い99.095まで上昇した。欧米の利上げ打ち止めや利下げ観測を背景に、日銀の利
上げが後ズレする可能性が強まるとの見方が金先の底堅さにつながった。
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<円債市場>
10年国債先物中心限月・9月限(東証)135.45(+0.01)
135.39─135.63
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 1.615%(変わらず)
1.625%─1.605%
国債先物中心限月9月限は、横ばいで取引を終えた。海外相場の流れを継いで反発して
始まったが、一部投資家による利益確定の先物売りが重しとなり、買い持ちの処分売りを
誘ったのが主な理由。この日の20年債入札(表面利率2.1%、31日発行)は、絶対
水準の妙味薄などの要因が重なり、低調な結果に終わった。
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<クレジット市場>
政保債(公営)10年 13.0─14bp 銀行債(みずほ)5年 20─21bp
地方債(都債)10年 15.0─16bp 電力債(東電)10年 20─21bp
一般債市場では、NTTファイナンス<0#8433=JFI>の国内普通社債(SB)がスプレッ
ドの厚みを評価され買われた。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、
ソフトバンク(9984.T)<0#9984=JFI>にタイトな取引が観測された。プレミアムは350
ベーシスポイント(bp)、345bp、330bp。信用リスクを回避するプロテク
ションの買い圧力が弱まった。
レポート全文: [.JPCR]
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<スワップ市場>
スワップ金利(16時50分現在の気配)
2年物 1.11%─1.07%
3年物 1.20%─1.16%
4年物 1.29%─1.25%
5年物 1.38%─1.34%
7年物 1.55%─1.51%
10年物 1.80%─1.76%
スワップ金利は先物ゾーンにかけて低下。海外勢を経由した受けが中短期ゾーンを中心
に強まったのが主な理由とされる。金利低下幅は、2年ゾーン2ベーシスポイント、5年
ゾーン1.25bp、7年ゾーン0.75bp。10年ゾーンは変わらず、20年ゾーン
が1bpの上昇となり、イールドカーブはスティープニングする形状となった。
[東京 28日 ロイター]