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UPDATE2: 米経済は減速へ、引き続きインフレ警戒は必要=地区連銀総裁
2007年9月26日 / 01:13 / 10年後

UPDATE2: 米経済は減速へ、引き続きインフレ警戒は必要=地区連銀総裁

[マウントローレル(米ニュージャージー州) 25日 ロイター] 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は25日、連邦準備理事会(FRB)としては今後数カ月の景気減速をすでに予測しているが、引き続きインフレに対しては警戒が必要との認識を示した。

 当地で行った講演で同総裁は「先週の利下げにもかかわらず、景気は今後数カ月一段と減速する見通しであることを理解することが重要である。従って、弱い経済指標が大きく取り上げられても驚かない」と述べた。

FRBは先週、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を50ベーシスポイント引き下げ、4.75%とした。市場では、住宅市場の低迷と金融市場の混乱から、今後一段の利下げがあると予想されている。

 ただ同総裁は、市場の追加利下げ観測について聞かれ、今後の金利決定はFRBが経済または物価見通しの変更を迫られるかどうかによると答えた。見通しのリスクが下向きか上向きか、見通しの変更にはどのくらいの期間がかかるかについては言及を避けた。講演後、記者団に「ニュースはポジティブにもネガティブにもなり得る。さまざまな数字が積み上がった結果になるだろう」と語った。

 最近の金融市場の混乱と信用収縮が及ぼす影響に加え、消費者支出および雇用市場に関する指標が注視される。

 同総裁は、前月に始まった信用収縮を経て金融市場は改善したとしながらも、金融機関の高リスク住宅ローンへのエクスポージャーに対する懸念が残っていることを指摘し、危機は終わっていないとの見方を示した。総裁は「市場はこの問題に苦慮しており、依然として不透明性は高い」とし「市場では誰がリスクを抱えているか、どの程度のリスクが存在するか分かっていない」と述べた。

 

 プロッサー総裁は、短期金利の引き下げでインフレ期待が上昇するリスクが高まり、FRBとしては引き続きインフレを警戒する必要があると指摘。「今夏のインフレに関する指標などは勇気付けられる内容だったが、楽観できる状況にあるとは思っていない」と述べた。

 「インフレリスクは依然存在しており、原油価格、賃金の伸び、流動性、インフレ期待は引き続き非常に高い」とした上で「今後数カ月インフレが徐々に上昇し、あるいは将来のインフレ期待が上昇すれば、われわれは利下げを決定しているのでリスクとなるが、見通しは影響を受け、政策も調整する必要があるかもしれない」と述べた。

 同総裁は、FRBの政策担当者のなかではタカ派の一人で、2008年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つことになる。

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