[東京 25日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T)が25日発表した2007年7─9月連結決算(米国会計基準)は、純損益が105億1600万円の赤字(前年同期は435億2700万円黒字)になった。野村が四半期ベースで最終赤字を計上するのは4年半ぶりとなる。自己資本利益率(ROE)は07年4─9月期年換算ベースで、6.0%(前年同期は6.1%)に低下した。
米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)市場の混乱により住宅ローン担保証券(RMBS)関連業務の損失を計上したことが業績の足かせとなった。米RMBS関連の損失は4─6月期が312億円、7─9月期が約730億円となった。
野村は今月15日に会見を開き、RMBC業務からの撤退や米国における人員削減の費用計上で、07年7─9月期連結決算で400─600億円の税引き前損失(前年同期は731億円の税引き前利益)を計上するとの見通しを示していた。このため、赤字決算は予想の範囲内。税引き前損失は464億円だった。
ロイターエスティメーツにおける主要アナリスト7人の野村の08年3月期の純利益予測値は平均1948億円(07年3月期は1758億円)となっている。
07年7─9月期は、サブプライム問題を受けた市場の混乱で、債券を中心にトレーディング業務が振るわなかった。8月のお盆シーズンは株式相場が大幅安に見舞われたほか、企業の資金調達などファインス業務も低迷したため、株式の委託手数料収入や引受・募集手数料も低迷した。
主要5部門のうち、トレーディング業務を行うグローバル・マーケッツ部門の税引き前損益は676億円の赤字(前年同期は36億円の赤字)と、全体の足を引っ張った。一方、投資信託の販売が引き続き好調で、リテールである国内営業部門の税引き前利益は322億円(同281億円)と好調だった。
野村HDの4─9月期(半期ベース)の純利益は前年同期比4.0%増の662億2600万円とわずかに増益を確保した。