[東京 7日 ロイター] NEC(6701.T)は7日、2007年9月中間期連結業績予想について営業利益が前年同期比3.6倍の270億円になる見通しだと発表した。従来は150億円を見込んでいたが、半導体子会社であるNECエレクトロニクス(6723.T)の業績改善や携帯端末事業におけるコスト削減といった要因で予想を引き上げた。
営業利益見込みの上振れにより、経常損益は従来予想100億円の赤字から90億円の黒字に、中間損益は従来予想220億円の赤字が50億円の赤字にそれぞれ改善する見込み。売上高見込みは、携帯端末の売り上げ減などで従来予想2兆1500億円から100億円減額の2兆1400億円に修正した。
通期では、国内外の市場環境や為替動向の先行きが不透明だとして、売上高が前年比1.0%増の4兆7000億円、営業利益が同85.8%増の1300億円、純利益が同3.2倍の300億円とする従来予想を据え置いた。
NECエレも同日、07年9月中間期の連結業績(米国会計基準)予想を上方修正した。売上高は従来予想3350億円から3500億円に、営業損益は同50億円の赤字から18億円の黒字に、税引き前損益は同120億円の赤字から18億円の黒字に、中間損益は同150億円の赤字から30億円の赤字にそれぞれ改善する見込み。ゲーム機向け半導体の売り上げ増や固定費削減、円安効果が寄与する。
08年3月期については、08年1─3月期の半導体市場の動向を慎重に見極める必要があるとして、売上高6900億円、営業収支均衡、税引き前損失100億円、純損失150億円との従来予想を据え置いた。