[東京 6日 ロイター] アステラス製薬(4503.T)は6日、2008年3月期の連結経常利益見通しを従来予想の2600億円から前年比34.5%増の2660億円に上方修正した。免疫抑制剤「プログラフ」をはじめとして海外で主力製品が好調に伸長したほか、為替が円安に振れたことや前期に研究開発費が一時的に増加したことの反動減などが寄与した。
経常利益見通しは、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト18人の予測平均値2621億円を上回った。
売上高は前年比5.1%増の9680億円を据え置いたが、営業利益は2500億円から同34.4%増の2560億円、当期利益は1520億円から同20.3%増の1580億円にそれぞれ引き上げた。
国内売上高は前年比0.1%減と微減を見込むものの、海外で免疫抑制剤「プログラフ」や過活動膀胱治療剤「ベケシア」などが伸長する見通し。海外売上高は50.4%となり、アステラスとしては通期で初めて50%を超える見込み。
また、前期にはあった製品導入一時金の計上がなくなるため、研究開発費は1410億円と前期の1679億円から減少する。
通期の為替レートは、ドルが115円(期初予想と変わらず)、ユーロが159円(同150円)へと修正した。ドルが1円円安に振れると売上高で19億円、営業利益で9億円、ユーロは売上高で15億円、営業利益は4億円の押し上げ要因になる。
2007年9月中間連結売上高は前年比7.9%増の4835億円、営業利益は同104.4%増の1481億円、経常利益は同96.8%増の1515億円、当期利益は同46.6%増の889億円となった。