[東京 6日 ロイター] 日本航空(JAL)9205.Tは6日、2008年3月期の連結経常利益を従来予想210億円から前年比114%増の440億円に上方修正すると発表した。国際旅客がビジネス需要の好調を背景に、旅客数と単価がともに想定を上回って推移していることを反映した。営業利益も前年比109%増の480億円(従来予想は350億円)、売上高についても同2.8%減の2兆2380億円(同2兆1970億円)にそれぞれ上方修正した。
ただ、連結当期純利益は70億円の従来予想を据え置いた。3年ぶりに黒字転換となる見込み。ただ、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト12人による事前予測値の当期損益87億円の黒字を下回っている。
会見したJALの金山佳正執行役員は、米司法当局などが捜査を進めている国際航空運賃をめぐるカルテル事件に関連し、当局からの罰金に備え115億円を2007年9月中間期に引当金として損失処理したと述べた。このほか、特別損失に航空機の減損損失なども計上していることなどを踏まえ、営業・経常利益は上方修正しても当期純利益の計画値は据え置いた。
07年9月中間業績は、営業利益が前年比7倍の567億円だった。竹中常務は、中期経営計画「再生中期プラン」に従い、国際・国内線の路線見直しや航空機のダウンサイジング、人件費の削減などのコスト圧縮を進めたと説明し、「順調なスタートが切れた。燃油価格の高騰などがあるため、下期はさらにきっちりしていく」と述べた。