[東京 9日 ロイター] NTT(9432.T)は9日、2008年3月通期連結業績見通しを上方修正し、営業利益を従来予想1兆1100億円から前年比19.2%増の1兆3200億円に引き上げると発表した。厚生年金基金の代行返上益を計上するのが要因。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値1兆2158億円を大きく上回った。
当初予想に比べ、子会社における償却関連の見直しで1000億円、テレフォンカード未使用分の将来使用見積額の引き当てによる売上高減少の影響300億円が利益を押し下げると見込んでいる。しかし、代行返上益3400億円の計上が利益を押上げるため、営業利益は2100億円の上方修正とした。
売上高は、従来予想10兆7000億円から前年比1.5%減の10兆6000億円に引き下げた。一方、当期純利益は、営業利益の上方修正を受けて、従来予想4600億円から同11.1%増の5300億円に引き上げた。
2007年9月中間業績は、営業利益が前年同期比18.4%減の5640億円だった。地域子会社での旧型電話交換設備の減価償却費などの見直しによる費用増が利益を圧迫した。売上高は前年同期比1.2%減の5兆1877億円、当期純利益は同33.0%減の1952億円だった。