November 9, 2007 / 9:11 AM / 12 years ago

UPDATE1: 国際帝石<1605.T>が純利益見通しを小幅上方修正、原油急騰で相場判断先送り

 [東京 9日 ロイター] 国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T)は9日、2008年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益を従来予想1200億円から前年比23.1%減の1270億円に引き上げた。07年9月中間期の純利益が予想に比べ実質70億円増えたことを反映させた内容で、小幅な増額修正にとどまった。原油相場は未踏の100ドル台に迫っているが、下期の原油価格は1バレル当たり60ドル(北海ブレント)と従来の前提を変えなかった。藤井睦久取締役は会見で「もう少し様子をみて、前提条件を変えたほうが良いなら、業績見通しを修正したい」と説明した。

 1270億円の純利益見通しは、ロイターエスティメーツにおける主要アナリスト9人の予測平均値1382億円を下回った。純利益のほか、売上高を従来予想1兆0080億円から前年比5.9%増の1兆0270億円、営業利益を従来予想5290億円から同0.4%減の5570億円、経常利益を従来予想5190億円から同7.9%減の5400億円にそれぞれ引き上げた。

 07年9月中間期は、純利益630億円の予想に対し実績は、前年同期比25.3%増の810億円だった。予想に対する増額分180億円のうち、探鉱投資の一部が下期にずれ込むといった、上期に想定外の純利益増加要因が110億円あった。原油価格上昇など実質的な純利益の押し上げ分は70億円だったとしている。

 国内外に原油と天然ガスの権益を持ち、採掘する同社では原油価格が1ドル上昇すると純利益が30億円上昇する。藤井取締役は現在の原油相場と同社の業績見通しについて「(石油業界で)90数ドルの原油価格で下期見通しを設定するところはない。(従来の原油相場は)需給とか地政学リスクで動いてきたが、今は、金融市場にあった資金が商品市場に来て異常だ」と述べた。その上で「高い原油価格を見込んでも、あっという間に下落する可能性がある。いま予算を修正し営業方針を変えるのはタイミングとして適切でない」と説明した。

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