March 6, 2008 / 12:12 PM / 12 years ago

150兆円の公的年金の積極運用、50兆円程度から始めれば国民の理解得られる=日本版SWF議連で厚労相

 [東京 6日 ロイター] 日本版政府系ファンド(SWF)創設を目指す自民党の「資産効果で国民を豊かにする議員連盟(会長:山本有二前金融担当相)」は6日夕に会合を開き、舛添要一厚生労働相を招いて公的年金の運用のあり方について議論した。舛添厚労相は、150兆円の公的年金積立金の積極運用について「3分の1の50兆円程度から始めるなら、国民の理解が得られる」との考えを示した。

 公的年金積立金を運用する厚生労働省の年金積立金管理運用独立行政法人は4日、2007年10―12月期の運用実績について、運用利回りがマイナス1.67%で1兆5348億円の損失を出したと発表した。7―9月期に続き2四半期連続の運用損失となった。

 1.5兆円の損失に関して舛添厚労相は「サブプライムローン(信用力の低い借り手向け住宅融資)関連で、誰がやってもうまくいかないタイミングだったが、このままの形の運用でいいのかどうか」と指摘した上で、「運用のやり方について抜本的なメスを入れることが必要だ」との考えを示した。

 公的年金積立金の運用見直しについては「厚労相として言うと怒られるので、個人的な意見」と断った上で、「ひとつのやり方として、150兆円の3分の1の50兆円だけハイリスクハイリターンでやってみる。そうすると、四半期ぐらいの短期で欠損が出るということはあるかもしれないが、上手なファンドの組み方をすれば5―10年の単位では負けないと思う」と述べた。さらに「短期の変動があっても3分の1の50兆円の中での話だ。残りの100兆円はローリスク・ローリターンで担保して、3分の1はハイリスク・ハイリターンでやるぐらいの手から始めると、国民も納得するという気もしている」と語った。

 舛添厚労相は「長期的には年金の運用を少し見直した方がいいという問題意識がある」と述べた上で、「議論を始める時期に来ている」とした。ただ、公的年金の積極運用を「具体的に政府系ファンドを作ってやるのかどうかは賛否両論がある」とも語った。

 年金積立金管理運用独立行政法人の運用委員会は2008年3月末に任期切れを迎える。新体制の任命権は厚労相にあるが、舛添厚労相は「知恵を貸して欲しい」として、同議連のメンバーに人選への協力を求めた。これについては「1─2週間後には大枠を決めないといけない。立派な学者の先生も入っているが、現場の方も少し入った方がいいという問題意識を持っている」との考えを示した。

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