June 3, 2008 / 2:05 AM / 12 years ago

株式こうみる:経済実態の悪化に市場の目が移る=三菱UFJ証券 藤戸氏

 <三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏>

 非常にロジカルな動きをする米国株式市場は5月2日ですでにピークアウトしていた。6月中旬に米大手証券の決算発表が予定されているが、価値評価の難しい、いわゆるレベル3資産が膨張している可能性があり、追加損失計上の懸念が出ている。それでも一部には楽観論があったが、前日は米証券3社の格下げや英住宅金融ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)BB.Lによる英住宅市場の悪化予想などが出て、実態面の悪化に市場の目が向かった。

 日本株が米国市場と異なる動きを示していたのは需給要因によるものだ。海外勢が過度に債券にシフトしていた資金を株式に振り替えたり、アンダーウエートにしていた日本株を買い増すことが上昇の原動力になっていた。持続的成長の裏付けとなるようなファンダメンタルズ面で日本経済が何か改善したわけではない。欧米市場のように実態経済面の悪化に目が移り、インド株と同水準になるほど高くなった日本株の株価収益率(PER)をみたときに、「つっかい棒」がガクンとはずれる可能性があろう。

 また最近のモメンタム相場を主導しているのは一部の短期筋であり、米証券大手の決算発表前に予定されている13日のメジャーSQ(特別清算指数)算出前後は警戒しておく必要がある。

 

 (東京 3日 ロイター)

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