June 13, 2008 / 5:37 AM / 12 years ago

UPDATE1: 東証が商品ETFを初めて上場へ、金価格連動で30日に

 [東京 13日 ロイター] 東京証券取引所[TSE.UL]は13日、金の価格に連動するETF(上場投資信託)の上場を承認したと発表した。商品(コモディティ)価格に連動するETFの上場は東証で初めて。米国のステート・ストリートなどが組成してニューヨーク証券取引所(NYSE)NYX.Nに上場している金ETFを重複上場する。上場予定日は6月30日。

 

 東証に上場する金ETFは、改正信託法に基づき、2008年3月に整備した上場制度に基づく。「商品ETF」としての上場だが、法制上は投資信託には分類されず、商品を直接信託財産に組み入れて、その受益権に基づいて発行された証券(信託受益証券)を上場させる。東証の金ETFは、受益証券と金との現物交換ができるのが特徴。大阪証券取引所8697.OJでも金のETFを上場しているが、金価格に連動する債券を組み入れた設計で、金の現物交換はできない。

 6日に成立した改正金融商品取引法では、投資信託としての「商品ETF」の上場を可能にしている。投信の組み入れ資産を拡大し、有価証券や不動産に限定されていた資産に、金のほか原油や穀物などのコモディティを追加した。年内にも改正金商法が施行される見通し。ただ、東証は改正金商法の施行を待たず、当面は信託法に基づく信託受益証券の方式で、商品ETFの品揃えを拡充していく方針。

 <ステートの金ETF、現物との交換実績はなし>

 東証が承認した金ETFの名称は、ステート・ストリートなどが組成する「SPDRゴールド・シェア」(スパイダー ゴールド・シェア)。金現物取引価格の世界標準である「ロンドン金値決め(London gold fixing)」に連動するETFで、04年11月にニューヨーク証券取引所、06年8月にメキシコ証券取引所、06年10月にシンガポール証券取引所に上場している。純資産総額は約170億ドル(約1.8兆円)で、世界最大級の商品ETFという。

 上場日の基準値段は、前営業日のニューヨーク証券取引所の終値を日本円に換算して算出する。直近の終値は1口あたり85.6ドルで、日本円に換算すると約9200円。売買単位は50口で、約46万円から購入できる。金の現物との交換は10万口から可能。

 

 ただ、米国で組成したETFであるため日本国内での現物交換は受け付けていない。現物交換は米国の証券会社に受益証券を持ち込むことになるが、東証によると「このETFで実際に金と交換した顧客はいないと聞いている」(上場部)という。

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  (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者 岩崎 成子記者)

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